George Clinton / ジョージ・クリントン
ジョージ・クリントン(George Clinton、1941年7月22日 - )は、アメリカのミュージシャンで思想家、ファンク・ミュージックの継承者の一人。
ノースカロライナ州に生まれ、ニュージャージー州で育つ。現在はフロリダ州に住んでいる。元は床屋であった(実家が床屋)。クリントンは、床屋で仲間たちとドゥーワップ・グループを結成し、それがやがてパーラメンツとしてデビューするきっかけとなった。クリントンはPファンクの創始者として、パーラメント、ファンカデリック[1]を率いる他、数多くの独創的ブラック・ミュージックの基礎を築いた。ジェームス・ブラウンやスライ・ストーンと共にファンクの代表的なミュージシャンとされ、ファンクを継承・発展させた功績が評価されている。また、奇抜なファッションでも知られている。
コミック中心のペドロ・ベル作のレコード・ジャケットや、ステージにおけるセクシャルな演出と、ユニークな歌詞が特徴である。また、超満員のコンサートで、メンバー達はオムツ姿や髭だらけの女装姿(ウェディングドレス等)で登場したりもする。
過去に40作以上の楽曲がソウル・チャートで好調なチャート・アクションを示し、3作のプラチナ・アルバムを獲得している。特に、パーラメントの「ギブ・アップ・ザ・ファンク」はポップチャートでも15位、「フラッシュ・ライト」はポップチャート16位まで上昇し、白人層にも受け入れられた。1980年代以降も、他の多くの黒人ミュージシャンに影響を与え続け、Pファンクがラップミュージックのバックトラックに使用されてヒットする現象を起している。21世紀に入ってからもPファンクはブラック・ミュージック・ファンに愛好されている。